2020年になった今、国際結婚も珍しいことではなくなりました。
日本で生活している外国人数は、令和元年で統計以来最高の人数となっています。
令和元年6月末の在留外国人数は,282万9,416人で,前年末に比べ9万8,323人(3.6%)増加で統計以来最高になりました。
法務省:令和元年6月末現在における在留外国人数について(速報値)
2017年にフィリピン人の女性と結婚した日本人の男性数は、中国人についで2位です。
ひと昔前までは数多くのフィリピンの女性がタレントビザを取得し、日本へエンターテイナーとして訪れていました。彼女たちはフィリピンパブで働き日本に根付いて行きましたが、ビザを悪用した偽装結婚が問題となりました。
2006年にタレントビザが廃止となり、フィリピン人が日本に来ることは難しくなりましたが、近年フィリピン人(女性)と結婚をしている日本人ははわずかに増えています。
日本人の男性が結婚相手に選ぶ外国人として、フィリピン人は依然として人気があります。
しかし現実には、うまく結婚生活を続けることができないケースが多いです。
日本人と結婚しても、価値観の違いや生活のすれ違いで離婚してしまうケースは珍しくありません。外国人との生活ですから、より一層の努力や理解が必要です。
結婚生活を送ると当然相手の嫌な部分が見えてきます。
フィリピンと日本ではかなり文化の違いかなり文化が違いますので、理解に苦しむことがたくさん出てきます。
フィリピン人と結婚するとどんなデメリットが出てくるのか、実体験のお話をしましょう。
食文化の違いから日本食が食べられなくなる
毎日普通に食べていた日本食は食べられなくなるでしょう。
フィリピン料理と日本では食文化が全く似ていません。
フィリピン料理の基本的
- 主食はお米
- おかずは煮込か揚物
- 味付けは甘辛系統で単調
フィリピンの主食はお米で、消費量は日本人の約3倍です。
おかずはご飯に混ぜて食べるワンプレート型です。ご飯と相性が良くなるように、基本的に濃い味付けとなっています。
日本人が食べられないほど変な味付けではありませんが、なじみのない味であることは確かです。
食文化は料理方法や調理技術に直接影響しますので、フィリピン人に日本食を作ってもらうこと自体かなり難しいと思ってください。
フィリピン料理でも飽きずに食べられるならいいですが、日本食が食べたいなら自分で作りましょう。
お金のトラブルは日常茶飯事
フィリピン人が日本に来て、結婚する理由お金です。
フィリピンでは仕事も少なくお給料も安いため、お金を稼いでより良い生活をしたいと誰でも思っています。
海外に稼ぎに出るのは女性です。フィリピーナは持ち前の笑顔と英語を武器に、外国人と結婚をして、国外にお金を稼ぎに行くわけです。
本人が稼いだお金はすべてフィリピンにいる家族のためと思ってください。フィリピンに子供を残している、親の家を買いたい、兄弟の学費、何かと理由をつけて仕送りを続けます。
自分や日本にできた子供の事を考えていないなら、お金だけが目的だけではないのかと不安に感じるかもしれませんが、ちゃんとした恋愛感情はあります。
フィリピン人と結婚したら、お金のいざこざは一生続くと思ってください。
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高確率でシングルマザー
フィリピンの社会問題の1つがシングルマザーです。
背景として、国の法律が関係しています。
離婚することが極めて難しい
フィリピンでは原則離婚は認められていません。
離婚をする唯一の方法が裁判です。離婚には多額の費用がかかり、普通のフィリピン人に支払える金額ではありませんので、事実上できないと一緒です。
中絶が許されていない
フィリピンは子供を親の判断で中絶ができません。
フィリピン人はキリスト教なので、宗教上の理由が法律に影響しているようです。
2つの決まりごとは、子供ができてしまった女性にとってとても不利に働きます。
しかし、なぜ離婚ができないのにシングルマザーが多いのでしょうか?
フィリピン人の男性と結婚をしなかった
フィリピン人の男性と子供ができてしまったけど、結婚はしなかったケースがとても多いです。
理由として、フィリピン人の男性にあるようです。
男性が浮気をしていたり、まともに仕事をしなかったりするので、男性との縁を切って一人で育てることを選ぶそうです。
外国人の男性が帰国してしまった
外国人の男性と子供ができてたが、男性が帰国してしまって音信不通になってしまうことがあります。
フィリピンに滞在している外国人の男性からアプローチを受けて、お金や優しさにひかれて相手を信じ込んで気を許してしまい、妊娠してしまうケースです。
男性は遊びが目的なので、妊娠の事実を知ってもフィリピンから離れてしまえば責任逃れができます。
男性がフィリピン人でも外国人でも結婚ができないと、国の制度がネックとなり、仕方なくシングルマザーになってしまっている人が多いです。
日本のように母子手当のような政府のサポートもありませんので、シングルマザーになった以上は自分でお金を稼がなければなりません。
幼い子供を家族に任せて、一生懸命働いてもお給料は少なく、楽な暮らしではありません。
自分の子供や家族にいい暮らしをしてもらいたいと思い、海外に嫁いでお金を稼ごうと考えるわけです。
年間3,000人以上のフィリピン人が日本人と結婚しているわけですから、今でも日本はフィリピン人が嫁ぎたい国で上位です。
公的手続きなど自分がやらなければいけなくなる
在留許可に始まり、いろいろな公的手続きは全て自分でやる必要が出てきます。
日本に来た時点で日本語ができるフィリピン人はまずいないでしょう。普通の生活をしていれば数カ月な会話はできますが、自主的に日本語を覚えることないでしょう。
大抵のフィリピン人は読み書きが全くできませんので、生涯にわたって自分がやらなければいけなくなります。
めんどうくさい手続き5選
- 在留許可 → 更新の度に所得証明、納税証明、在職証明など必要
- 役所関係 → 年金、健康保険、マイナバー、税金
- 金融機関 → 外国人だと在留期間が関係して口座を作れない可能がある
- 保育施設 → プロセスが複雑で書類も多い
- 結婚関係 → 時間も労力もダントツのワースト1
長く日本に滞在していれば手続きも少しずつ覚えると思いますが、フィリピン人は結構適当なので、きっちりやるなら自分でやりましょう。
老後生活に不安が生じる
フィリピン人と一緒にいると、普通の生活をしていたら将来お金に苦しむと思います。
貧しい国で育ち、お金目的で日本に嫁いできたわけですから、当然お金がありません。収入が低いフィリピンは、貯金をすること自体が難しいです。
フィリピンでは国の年金システムも充実しているとは言えないので、年金も全くありません。生命保険や投資と言った概念は全くなく、稼いだお金は全部使い切る習慣があることもあり、お金をためることを知らないのです。
日本に来ても、言葉の壁で工場や清掃業などの仕事にしか就けず、ずっと低収入の状態が続きます。
日本人と結婚しても老後に不安を感じる現代にお金のトラブルが日常茶飯事のフィリピン人と一緒なら、より一層不安です。
残された道は自らお金を稼ぐしか他にありません。
まとめ
いかかでしたか?
5つのデメリットと言っても、特別なことはないと思います。
日本人と結婚しても同じようなことは十分に起こります。
フィリピン人は日本人にのことを好意的に捉えていますし、政治的な敵対心もありませんので、実生活の問題さえクリアできれば問題ありません。
デメリットは外国人との結婚だから仕方無しと考え、前向きにしていきましょう。